すべて開く すべて閉じるQ1.サーモスタットにはどのような制御方式があるのですか。A1.制御方式の種類を参照してください。Q2.液圧式サーモスタットはどのようにして温度を制御するのですか。A2.作動原理を参照してください。Q3.キャラリーチューブが長すぎますが、切断して短く出来ますか。A3.切断してはいけません。キャピラリーチューブの中には膨張率が大きい液体が封入されています。切断してしまうと封入液が漏れてダイヤフラムに力を伝える事が出来なくなります。長すぎる場合は、コイル状に巻いておいて下さい。Q4.設定温度より高めでOFFします。どのように温度をあわせれば良いのでしょうか。A4.シャフト中央にあるマイナスネジを時計方向(CW)にまわすと設定温度を下げる事が出来ます。こちらをご参照くださいQ5.今まで正常に動作していますが、ときどき設定温度でOFFした場合温度が下がってもなかなかONしないことがあります。故障のように思えますが、他に原因がありますか?A5.物理的に接点がON状態にあっても電気的にONしない事があります。銀接点表面に酸化被膜が形成され電流が流れ難くなるためです。特に微電流負荷(コイル負荷)の場合に起こります。1アンペア程度の負荷をつないで接点磨きをすれば接点表面が磨かれて元に戻ることもあります。もう一つの解決策は、微電流使用時はEA3-Lとは異なる接点構造を持っているEA17シリーズ(クロスバータイプ接点)をお使い下さい。Q6.3相で使用したいのですが、どのタイプのサーモを使えば良いでしょうか。A6.DP-SP接点のD1/D18型でも使用可能ですが、UL規格認定品の三相用のD33シリーズをお使い下さい。3組のターミナルが装備されているためすべての結線が可能となります。Q7.リレー等の微電流で使用するサーモスタットはどのタイプですか。A7.クロスワイヤコンタクトを装備したEA17シリーズがお勧めです。電気容量は上限50VAとなります。(例:100VAC,500mA)Q8.ディファレンシャルとは何ですか。A8.設定した温度でOFFする温度(A)と、再度温度が下がってONする温度(B)の、DIFF=(A)-(B)の差がディファレンシャルとなります。(例:90℃でOFF、85℃でONとすると、差の5℃がディファレンシャルとなります)カタログ上で目安のディファレンシャルが表示されていますが、温度上昇の割合によってディファレンシャルは変わってきますので注意してください。Q9.希望する温度に設定するにはダイヤルをどのように合わせればよいのですか。A9.設定温度以上に回してから反時計方向にダイヤルを戻して下さい。ここがOFFポイントとなり、接点が開き電気を遮断する温度となります。設定を超えて戻す動作によりシャフトの遊びを回避できます。Q10.EA3シリーズとB10シリーズの大きな違いはどこですか。A10.EA型はスナップ作動をする接点で構成されており、約3-10℃のディファレンシャルの幅でON-OFFします。一方B10シリーズは接点機構がスローに動く為精度の高い制御が可能です。 但し、リレー等のスナップ作動する負荷を繋ぐ時は、チャタリングを誘発しリレーの寿命を短くしますので注意して下さい。Q11.SPST(2端子)の配線はどのようにするのですか。A11.2端子の一方に電源、もう一方には負荷の1線を結線します。残りの電源線とサーモの残りの線を接続すればOKです。電源をサーモスタット端子に2本つないではいけません。ショートして、壊れます。Q12.200VAC25Ampのサーモスタットは100VACでは何アンペアーまで使用できますか。A12.100VACで使用し場合であっても上限25Ampとなります。Q13.本体をパネルに取り付けるねじの規格を教えてください。A13.同梱されているねじはインチねじです。(1/4x6-32)Q14.入力調整器(MPAシリーズ)とマグネットスイッチの併用は出来ますか。A14.出来ません。チャタリングを誘発しMPA側の接点が磨耗し寿命が短くなります。ヒーター等の抵抗負荷のみとなります。Q15.EA5-LL(-20から+80℃)は使用しない場合周囲温度は上限何度まで耐えられますか。A15.放置状態で70℃です。Q16.シールピールとはどういうものですか。A16.電気用サーモスタットにワックスのコーティングを施したものです。外部からのごみ、塵の進入を防止します。但し、防水仕様ではありませんので注意してください。Q17.EA19(NaK封入液)サーモスタットを処分するときはどのようにしたら良いのですか。A17.封入液NaKは非常に危険な可燃性の化学物質です。キャピラリー内に封入されているときは安全ですが、キャピラリーが切断された場合、やけどや水分と反応して激しく燃えます。蓋のついた密閉容器に入れて産業廃棄物として処分してください。詳細はこちらをご参照くださいQ18.電気用サーモスタットを設置する場所の上限温度(周囲温度)は何度ですか。A18.60℃位を目処にして下さい。高温にさらされるとダイヤル等が溶ける場合があります。※詳しくはこちらQ19.ロバートショウの電気用サーモスタットは無電圧接点をもっていますか。A19.無電圧接点には対応しておりません。Q20.ロバートショウの電気用サーモスタットはUL認定をうけていますか。A20.こちらをご参照ください。Q21.電気用温度調節器のダイヤル指示と実際の温度が違います。どのように補正すればよいでしょうか。A21.温度補正のやり方は別資料にて説明してありますので、参考にして下さいこちらをご参照ください。Q22.カタログ表示の名称と本体表示の関係を教えてください。A22.通常カタログ表示の商品名で販売しますが、サーモスタット本体に記載された図番でも注文は可能です。「商品名vs図番」対比表がありますので参考にしてください。こちらをご参照ください。Q23.ユニトロール7000シリーズのガス弁が汚れてしまいました。水を掛けて洗ってもよろしいでしょうか。A23.絶対に水、洗浄液等では洗わないで下さい。ロバートショウのガス用バルブのほとんどはアルミダイキャストで出来ています。水やせっけん水等がバルブ内部に侵入しさびを発生させ作動不良を起こす原因になります。Q24.ユニトロール7000シリーズの型番で、"R"と表示されているのかどういう意味があるのでしょうか。A24.例えば、7000BGOにガバナーがつくと"R"文字が付加され7000BGORとなります。通常13A用は6.7”WC、LPG用は11”WCのレギュレーターがついています。又、高容量(HIGH CAPACITY)タイプの7000GOHCも用意があります。Q25. ユニトロール110型の温度補正方法がわかりません。A.25. 別枠で説明してありますので、こちらをみてください。